■太陽光発電の設置に有利なエリアをチェックしておく
日本の降水量は、地域によって多いところと少ないところがあります。
冬は必ず雪が降るところもあり、太陽光発電に不利となるケースもあるでしょう。
積雪量が多い地域で真っ先に思い浮かぶのは、北海道や青森などの東北地方です。
反対に太陽光発電を設置するのに有利な地域は、九州や沖縄など温暖と言われるエリアではないでしょうか？
しかし、実際は九州や沖縄よりも北海道の帯広に設置された太陽光発電の発電量が上回るケースがあります。
パナソニックが提示した全国年間推定発電量をチェックしてみると、北海道内でも札幌と帯広とでは600kＷhほど発電量に差があることが分かっているのです。
これは積雪地帯と言われる地域でも、有利な場所とそうでない場所があるということが立証できます。
帯広が温暖と言われる地域よりも発電量を上回る理由は、太陽光発電パネルのパフォーマンスをキープできる点です。
太陽光パネルは熱に弱いため、夏場高温になる地域は気温が上昇すると共にパネル内の温度も上がります。
これが原因で、発電効率が落ちてしまうという現象が起こるのです。
一方、帯広の場合は冬場雪が降り発電しにくい環境ですが、夏場の温度変化によって発電効率が落ちにくいといったメリットがあります。
従って安定した発電量がキープできるのは、年間を通して温度変化が起こりにくい地域であるということが言えるでしょう。
このように太陽光発電は各エリアの傾向を見て、有利な場所に設置することが重要となるのです。
例えば、降水量の少ない瀬戸内海地方のように、太陽光発電に適した地域を選び発電設備を取り入れるなど、有利な場所に設置するようにしてください。
■太陽光発電に不利なエリアに該当する人の対策方法
既に太陽光発電を設置されている場所が発電に不利なエリアであった場合は、土地付き太陽光発電で投資を始めるという方法があります。
太陽光発電は、設置した場所に応じたリスク管理が欠かせません。
エリアの特性を活かし、発電できるよう定期的なマネジメントを行うことも必要です。
しかし、土地や建物が個人所有の場合は努力しても不利になることもあります。
土地付き太陽光発電投資はそういった場合に検討してほしい投資方法です。
現在行っている太陽光発電のリスク管理が難しい場合は、ニーズに合った土地付き太陽光発電投資を取り入れてみましょう。
土地付き太陽光発電は、購入する方法と賃貸するものの2種類が存在します。
通常は、土地を所有していない人が太陽光発電投資する場合、発電に有利となる土地の選定や建設費用を抽出しなければなりません。
しかし、土地付きの場合は土地と設備がセットで販売されているため、購入した時点で土地も設備も付いてきます。
また、土地以外にも保険やメンテナンスなどが保証されているので、購入後すぐに太陽光発電の運用を始めることができるでしょう。
■発電量が低い地域はパネル性能を重視する
自宅もしくは会社などに太陽光発電を設置している人は、エリアに合った太陽光パネルを設置しているでしょうか？
積雪地帯での太陽光発電は、カナディアンソーラーを設置することをおすすめします。
カナディアンソーラーは、パネル自体が積雪量の多いカナダで作られたメーカーです。
他社メーカーに比べてモジュールの強度が強く、耐久性がとても高い仕様になっています。
国内メーカーで最も太陽電池モジュールの強度が優れているのは三菱電機の製品ですが、カナディアンソーラーの太陽電池はそれを上回る太陽光パネルです。
さらに、カナディアンソーラーの良いところはコストパフォーマンスに優れていることです。
設備の初期費用が安く高性能なので、他社のメーカーに比べて2/3程度の費用で設置できます。
そのため雪が多い北海道地方や東北地方では、カナディアンソーラーのような太陽光発電を選ぶことをおすすめします。
■メンテナンスの必要性
太陽光発電システムには、定期的なメンテナンスが必要になります。
現在は、改正FIT法によって保守点検や維持管理が義務化されるようになりました。
法改正の背景には、これまでの不十分な設計や施工、メンテナンスが原因でトラブルが続いていたことが挙げられます。
太陽光発電投資で失敗するケースと言えば、これらのトラブルが要因となっていたことが非常に大きいです。
せっかく太陽光発電投資を行っていても、利益を出す前に太陽光発電システムを使用できなくなったり、売電できなくなったりしては本末転倒です。
以下のような保守点検・維持管理などのメンテナンスを取り入れ、未然に事故やトラブルを回避するよう心掛けましょう。
・パネルやフレームの設備面をチェック
太陽光発電の設備面については、汚れや破損、フレームの変形、傾きなどがないかチェックしましょう。
太陽光パネルは外部に設置されているため、雨や風などの影響をとても受けやすいです。
太陽光パネルは2017年4月から4年毎の定期点検をするよう推奨されています。
太陽光パネルを支える架台に関しては、錆びや損傷、ネジのゆるみがないかなどの点検が必要です。
点検を依頼する業者によってメンテナンスにかかる費用は異なりますが、無償で対応してくれる業者もあるので契約前にきちんと確認しておきましょう。
・パワーコンディショナの状態確認・交換
太陽光パネルのパワーコンディショナについては、稼働時に異音がないか、周囲に引火物などがないかをチェックします。
パワーコンディショナは、太陽光パネルの発電量を最大化するための重要な役割を持っています。
住宅用の太陽光発電は、直流電流のパネルを家庭で使えるよう交流電流に変換するための機械でもあり、故障してしまうと発電ができなくなってしまいます。
実は太陽光パネルで最も故障しやすいのは、このパワーコンディショナであると言われており、耐用年数はおよそ10年ほどです。
交換費用は1回あたり20万円程度必要になりますが、今後は技術の進歩によって安くなる可能性が高いでしょう。
・10年に1回の売電メーター交換
太陽光パネルには売電メーターが必要であるということも忘れてはいけません。
売電メーターは売電量を計測するために電力会社に設けられているもので、必ず設置しなければならない義務があります。
こちらもパワーコンディショナと同様に10年に一度の交換になりますが、費用の負担は契約先の電力会社によって異なるので注意してください。
東京電力の場合は、売電メーターの所有者は電力会社ですが、費用負担は使用者となっています。
一方、九州電力の場合は、売電メーターの交換・管理などは電力会社が行うことになっているため、費用は電力会社が負担します。
このように電力会社によって違いが見受けられますが、現在は自由に電力会社を選べるようになっているので、こういった点も踏まえて契約先を選定した方が良いでしょう。
太陽光発電システムはメンテナンスフリーと言われることが多いのですが、メンテナンスを怠ってしまうと、発電量の低下や故障・事故などにつながってしまうことがあります。
太陽光発電投資で大切なことは、いかに発電システムを長持ちさせることが重要となってきます。
そのために保守点検はしっかり行い、最適な環境を整えるようにしておきましょう。
■最適なストラクチャーを構築するためには
太陽光発電投資の将来性を語る上で発電設備の施工業者あるいは管理業者の選定は最も外せないポイントです。
10～20年と長期間関わっていく業者ですから、業者の選定は誰もが慎重になるでしょう。
さらに、太陽光発電投資においては出資リターンを最大化すること、安全かつ安定した電力供給を行っていくことも大前提となります。
そのためにはアレンジメント業務やスキーム構築を経験豊富な業者へ委託することも必要になるでしょう。
アール・エス・アセットマネジメント株式会社は、安定した収益を重視する太陽光発電投資を目指すファンドマネジメント会社です。
2013年3月に設立されたアール・エス・アセットマネジメント株式会社は、太陽光発電などの再生可能エネルギーファンドとして事業に携わっています。
主な事業内容は、アレンジメント事業とインベストメント事業の2種類の事業に分かれています。
アレンジメント事業では、太陽光発電投資において特別目的会社が設置する土地の選定から設備の設置・メンテナンスまでを提携会社に委託しローコスト・ハイリターンを実現させています。
アール・エス・アセットマネジメント株式会社は、太陽光発電投資に特化している会社であるため、将来的にも安定した電力供給が保証されるでしょう。
太陽光発電投資で騙されないためには、運営管理をお任せする事業者の選定にも気を付けなければなりません。
経験不足な会社を選んでしまったため、売電ロスが生じ電力の安定供給が得られなくなってしまうという事例も発生しています。
アール・エス・アセットマネジメント株式会社は、大手企業や大手銀行と提携しており今後さらなる成長を期待されている会社です。
再生可能エネルギーの分野では太陽光発電を中心に最も実績を積み上げているため、安全かつ安定した電力供給を実現できるはずです。
現在は、太陽光発電を用いたアレンジメント事業を行う会社が増えてきましたが、アール・エス・アセットマネジメント株式会社は、アジアを中心に海外へも事業を展開しています。
投資シミュレーションなどを利用し出資者と十分協議を重ねた上、最適なストラクチャーを構築していくので、投資で重要な電力供給に大きな期待が持てるでしょう。
