再生可能エネルギーにはどのようなイメージを持っていますか?
温室効果ガスを排出せず地球に優しいエネルギーである、発電設備の設置が面倒そう、などとイメージする人も多いでしょう。
そんな中、再生可能エネルギーに注目し、再生可能エネルギーファンドのアセットマネジメント会社として事業を続けている企業がRSアセットマネジメントです。
少子高齢化や地方の過疎化といった問題をクリーンエネルギーの供給や用地選定で改善しながら未来へつなげようと活動しています。
どういった企業であるのか、評判を探しながら理解を深めていきましょう。
RSアセットマネジメントの事業内容を知ろう
評判を調べる前に、まずはRSアセットマネジメントがどんな企業であるのか把握することから始めましょう。
RSアセットマネジメントは、東日本大震災以降、日本で巻き起こった電力供給の不安定さ、安さよりも質を求めている時代にチェンジしたことを受け、クリーンなエネルギーを安定的に供給できるよう創設された企業です。
太陽光発電をメインに再生可能エネルギーファンドに対するアレンジメント事業やインベストメント事業を行い、より良い未来を描けるよう事業を展開しています。
アレンジメント事業では、企業理念となる「安全かつ安定した電力供給への貢献」も目指し、アセットマネージャーを中心としてファンドストラクチャーの構築を行っています。
インベストメント事業では、太陽光発電を既に所有している特別目的会社に対し、TK出資と呼ばれる匿名組合出資を行い、安定的な収益を目指しています。
匿名組合出資はリスクが低く、出資持分のみとなっているため安心感も高いでしょう。
RSアセットマネジメントの競合他社
RSアセットマネジメントのように、太陽光発電などの再生可能エネルギーファンドのアセットマネジメントを行っている企業はあるのか、疑問に感じている人もいるでしょう。
そこで、RSアセットマネジメントの競合他社をご紹介していきます。
カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社
カナディアン・ソーラー・インクグループのカナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社は、2016年6月に設立した企業です。
2019年1月からはアセットマネジメント業務もスタートし、美しい地球と安心安全な社会を未来に残していくため、再生可能エネルギーの普及や地球環境貢献を目指しています。
カナディアン・ソーラー・グループによって製造されたパネルの使用に加え、発電所の保守、運用に必要な知識やノウハウを活かすことで出資の期待に応えているのでしょう。
運用では、正確な情報を偽りなく伝達できる環境を整えているとあり、透明性のある企業だと分かります。
実績としては、九州地方を中心に発電所を保有しており、総パネル出力は7万kw以上となっています。
カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社は、太陽光発電に特化した運用を行っています。
住宅用だけではなく産業用の太陽光発電も行っており、世界中にある企業の太陽光発電プロジェクトに携わっている歴史のある企業です。
高い技術とノウハウを持っているグループであることで信頼性は十分あると考えられるでしょう。
比較的新しい企業なので、今後さらに発展していくことも予想できます。
RSアセットマネジメントは事業分野が広い
RSアセットマネジメントとしては、太陽光発電だけにとどまらない事業分野です。
そこで、RSアセットマネジメントの事業分野について見ていきましょう。
太陽光発電
RSアセットマネジメントがメインで行っている事業です。
再生可能エネルギーと聞くと、太陽光発電をイメージする人も多いでしょう。
太陽からの光エネルギーを利用し、電気を生み出す仕組みです。
燃料を必要とせず発電するため、排気ガスや二酸化炭素の発生はありません。
クリーンエネルギーとして急速に普及が進んでいる発電ですが、夜間や日照不足の際は発電することはできません。
RSアセットマネジメントでは、北海道から九州まで80箇所以上もの太陽光発電設備を設置し、合計容量も約400MWを超えています。
今後も建設完了予定の設備が複数あり、実績が伸びていくと分かるでしょう。
バイオマス発電
生物資源を活用して発電する仕組みです。
カーボンニュートラルという考え方でエネルギーが作られ、燃料は廃棄されたものなのでムダなエネルギーを使うことはありません。
ゴミを有効活用できるので、自然環境に左右されることなく発電できる点は大きな魅力でしょう。
RSアセットマネジメントでは、現在バイオマス発電所は設置されていませんが、2箇所の施設が準備中なので、完成次第活用されるでしょう。
風力発電
海の近くで見たことがある人も多いでしょう。
風力発電は、風の力を利用して発電する仕組みで、夜間でも発電可能で発電コストが比較的低い点が魅力です。
風力発電は、高い設備であれば100mを超えるものもあり、その大きさが問題点でもあります。
洋上風力発電であれば、180m以上になる設備もあり、多くのエネルギーを生み出すことが期待できます。
RSアセットマネジメントでは、洋上風力だけではなく小型風力の開発も行っており、石川県に3箇所風力発電設備の設置が進められています。
2021年には2箇所、2022年には1箇所建設完了予定です。
水力発電
古くから日本でも水力発電が利用されてきた歴史があります。
ダムの水を放流して発電する貯水池式や川や農業用水路に発電用の水車を設置して発電する流れ込み式があります。
水をエネルギーに電気を生み出すため、再生可能エネルギーの中では最もクリーンであると言えます。
しかし、発電所の建設が大規模になるなど問題点もあるため、課題を解決することで更なる普及が見込めるでしょう。
RSアセットマネジメントでは、水力発電設備の設置は未定となっていますが、候補地の選定や実施設計を進めている段階です。
地熱発電
マグマの熱を活用して作られるエネルギーです。
雨が降ると地面から地下まで雨水が浸透していき、マグマ層まで到達すると熱によって上記に変わり、地下に溜まっていきます。
その蒸気を活用してタービンを回し発電することが一般的な仕組みでしょう。
特に日本は地熱大国とも言われているため、建設されれば安定的なエネルギーの供給が期待できるでしょう。
RSアセットマネジメントでは、現在発電設備は建設されていませんが、低コストなバイナリー発電をメインに開発の実施を検討しています。
RSアセットマネジメントの評判や口コミ
事業内容について把握し、興味を持った人の中にはRSアセットマネジメントについての口コミや評判について気になった人もいるでしょう。
しかし、ネットを見ても口コミや評判は見つかりません。
信用できる企業であるかしるためにも、評判は大切なポイントなので不安を抱える人もいますが、口コミや評判がないことには理由があるのです。
その理由を解説していきます。
発展途中だから
再生可能エネルギーはまだまだ発展段階です。
RSアセットマネジメントが提供しているサービスは、短い期間で結果が分かるものではなく、長い期間で見ることで効果を感じられるものです。
そのため、利用して間もない場合は効果を感じられないのでしょう。
太陽光発電に至っては、天候や時間帯によっても発電量が変わります。
デメリットも含めてサービスを利用したいと考えたため、長期的な結果で判断したいと考える人もいるのでしょう。
取引相手は大企業
2つ目の理由は、RSアセットマネジメントの取引先にあります。
主要取引先は、京セラコミュニケーションシステム株式会社やコスモエンジニアリング株式会社、株式会社SBI証券や株式会社東芝といった有名大企業が多いです。
主要取引銀行に関しても、三菱UFJ銀行や三井住友信託銀行、りそな銀行です。
大手企業や銀行と取引をしていれば、情報の保持がしっかりしていることが考えられるため、ネット上に口コミや評判がないと考えられます。
機密情報が守られている、そして大手企業と取引をしているということだけでも、RSアセットマネジメントの信頼性が分かるでしょう。
上記で紹介したカナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社に関しても、同じような理由で口コミや評判が見つけられないことが考えられます。
評判が見つからないことで不安を感じる人もいますが、大手企業と取引をしていることや実績の高さから、安心感を得られるでしょう。
RSアセットマネジメントの魅力はまだある!
再生可能エネルギーは、世界中で注目を集めている事業です。
RSアセットマネジメントは、需要が高まることが予測される再生可能エネルギーファンドに対するアレンジメント業務などを行い、今後も事業を続けていきます。
現在も多くの設備が建設中であり準備中なので、多くの発電量が予想できるでしょう。
2022年に完工する案件もあるため、市場規模の拡大に期待できます。
また、発電設備の設置には分からないことも多いですが、特別目的会社による設置候補地の選定や設置、メンテナンスといった運用までトータルでサポートしてくれる点は心強いと言えます。
メンテナンスや資金の運用に関しては、随時レポーティングによって把握できるため、透明性も高く安心できるでしょう。
再生可能エネルギー関連事業を行うRSアセットマネジメントは、今後も建設予定地を増やしながら発展していき、日本のエネルギー自給率向上にも役立つことが予想できます。
取引先には大手企業が名を連ね、高い実績を誇っています。
ネット上では評判や口コミを見つけることはできませんが、取引先や実績によって信頼性や安心度を知ることができます。
海外環境ビジネスにも進出し、パートナー企業と共に各国のニーズに合わせた事業展開をしているため、日本のみならず世界規模で活躍する企業に発展するでしょう。
今後の成長に期待しつつ、日本の安定した電力供給にも注目していきましょう。